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2010.07.13 Tuesday
公立高校一人当たり経費全国33位財政難のしわ寄せが教育現場にも。 県立市川工業高校を視察しました。同校は、平成15年に文部科学省「目指せスペシャリスト」研究開発校の指定を受けた「スーパー専門高校」。建物の耐震診断を行うロボットを開発し、地域の建物の耐震化に取り組むなど、教育成果が認められ、平成20年には、キャリア教育文部科学大臣表彰を受賞しています。 しかし、県の財政難により、教育に必要な機器・設備の更新ができず、先生方も苦慮しているようでした。 千葉の県立高校生徒一人当たりの経費は、年間約110万円(平成20年度地方教育費調査)で全国33位。1位の東京(148万円)と比べて、38万円、2位の島根(137万円)でも、27万円の格差があります。一方、県民平均の課税所得ランキングでは、千葉県は、366万円で全国4位。41位の島根県(275万円)より、はるかに多いのです。 長年の箱モノ行政のつけが、県の財政を圧迫し、その影響が教育にまで及んでいます。無駄な事業を精査し、本当に必要な施策に予算をつける事業仕分けを引き続き県に求めてまいります。 (浦安新聞掲載のコラムより転載) 2010.07.12 Monday
「民主大敗」、「与党過半数割れ」。こんな見出しが躍る今朝の新聞を、真摯な気持ちで読み終えました。 昨年夏、皆さまのお力で、政権交代を果たしたのち、党幹部の金銭問題やマニフェストのブレなどに対し、厳しいご批判が集中しました。国民に一番近い場所に居る地方議員のひとりとして、今回の選挙戦は、たいへん厳しいものになることを覚悟して突入した戦いでしたが、弁護士や母親の立場から「命と暮らしが守られる政治を」と訴える道あゆみ候補に、多くのご支援・ご協力をいただきました。 しかし、終盤、菅総理大臣自らの応援などもあり、かなり激しく追い上げたものの、あと一歩及ばす、12,611票差の次点という結果となってしまいました。その道候補の事務所を後にしたのは、数時間前のことですが、こうして、ひとり冷静な気持ちで振り返ると、ずいぶんと時間がたったように思えます。 党へのご批判、応援の力不足は、正面から真剣に受け止めなければなりませんし、あれほど懸命に訴え続けた道あゆみ候補を、国会の場に送れなかったことは、悔やんでも悔やみきれません。 それでも、その一方で、浦安選挙区では、道あゆみ候補が14,826票でトップの得票をいただき、同じく民主党の小西候補が14,122票で、それに続いているということに、ただただ、深い深い感謝を感じています。これほどの逆風のなか、市内全投票者のうち41%が、民主党候補を選んでくださったという事実が、選挙という熱気から、私を一気に覚醒させ、さざ波のない冷静な気持ちで、この結果を受け止めることができました。 市民の皆さまの期待に、何をもって応えるのか、民主党は、もう一度、その原点に立ち返らなければなりません。 そして、私自身もまた、議員としての責務を今以上の覚悟を持って、「真剣勝負」で果たしていかなければならないことを、この結果が指し示してくれていると思っています。 任期満了までの間、私のなすべきことに向かって、1歩でもより多く、前に進んでいきたいと思います。 2010.06.19 Saturday
先日、こちらの記事(→「常任委員会」)でも触れましたが、商工労働企業労働委員会に付託された、金融機関への損失補償費7億8,800万円の補正予算案に対し、民主党から、以下2つの内容を付帯決議とするよう発議を行いました。付帯決議とは、簡単に言うと、議案には賛成するが、条件をつけるもの。 県民感情にはかれば、7億8,800万円もの血税を、第3セクターの尻拭いに使われるのは、納得が行かないのは、重々承知しております。しかし、反対すれば、利子負担が増えて、より多くの税金を投入しなければならなくなります。そのため、早々に清算することに、反対する訳にはいきません。ただし、安易に使われていいはずはありません。 そこで、 1.株式会社かずさアカデミアパークの再生支援事業について、県民に十分な説明を行うこと そして 2.かずさアカデミア構想について社会情勢の変化を踏まえた見直しを行い、その際には十分な説明を行うこと の2つの条件をつけることを、発議しました。 今年2月議会で、県の不正経理の調査延長を求めた発議が、自民党の反対により否決されたとき、このコラムで、「言うまでもなく、議員は、県民の代弁者であり、多くの県民の意思を背負っています。どこに向かってその責務を果たしていくのかを、見失ってはいけない」と書きました。 与党であろうが、野党であろうが、私たちは、常に県民の利益を最優先に「是々非々」で判断をしていくべきなのです。しかし、不正経理調査の延長議案が否決されたように、議場では、民主VS自民や、野党VS与党の対立構図が、先行しているように思えることがあるのも事実です。 今回の発議も、可決か否決か、先行きの見えない提出でしたが、結果として、全会一致の可決となりました。民主党による付帯決議案が、全会一致で可決されたのは、3年あまりの議員生活の中で、はじめてのことになります。 県議会には、さまざまな党派・会派があり、それに属している議員も、それぞれ、政治信条や理念、力を入れている施策も違います。しかし、今回、それを超えて、「県民のためになすべきこと」を優先して、この発議が審議されたことに、議会のあるべき姿を見たように思えました。 2010.04.30 Friday
新・総合計画「輝け!ちば元気プラン」2事業と数値目標で、 現実的な将来像を。 前回お知らせした通り、先の2月議会で新しい千葉の総合計画(案)「輝け!ちば元気プラン」について、施策の具体性のなさや数値目標の曖昧さを指摘し、計画のとりまとめや、数値目標の設定の経緯などについて一般質問しました。 「この計画は、県民・市民活動団体・企業・市町村が力を合わせて実現するものであり、数値目標は、行政側の視点である事業ごとの目標ではなく、県民にわかりやすい社会目標(県民の満足度や定住意向など)で測定できるものにした」とのこと。 ならば、この総合計画を各事業に落とし込むときには、県が果たすべき明確な数値目標をきっちりと設定する必要があります。「満足している人の割合を何%上げる」という社会目標を、どんな事業で、何をどれだけ増やす(又は減らす)ことで果たすのか、それをはっきりさせない限り、森田県政が実現しようとしている「日本一の県」、「元気な県」、「輝く県」の現実的な姿は見えてきそうにありません。 今後の動きを注視して行きたいと思います。 (浦安新聞掲載のコラムより転載) 2010.03.28 Sunday
2月定例県議会が、平成22年度一般会計当初予算案など83議案と、17件の発議案を可決して閉会しました。私たち民主党千葉県議会議員会は、平成22年度一般会計当初予算案に反対しました。以前、「妥協しない勇気(→記事)」というタイトルで、この矢崎コラムのコーナーで書いたとおり、当初予算に反対するのは、大変な勇気が必要です。 今回は、「コンクリートから人へ」国が大きく舵を切ったにも関わらず、八ツ場ダムの本体工事費が計上されていること、そして、会派で行った模擬事業仕分けにより、多くの事業が、改善あるいは廃止すべきとなったことが、反対の理由になりました。 先日、予算委員会の質疑内容の報告(→記事)で、お知らせしたとおり、県立高校など老朽化した県有建物は、財政難を理由に改修が遅れており、安全で快適な環境を保つことすら難しくなってきている現状があります。また、地域医療の整備や、信号、交番の整備の遅れなど、県民生活の安心・安全を守るという、基本的な施策にも手が回りきれていない現実もあります。 今、地方行政は、大きくその方向を変える分岐点にあると私は考えます。これまでどおりの事業を継続していくのではなく、一から本当に必要か否か、判断しなければならない時、いや、判断できる機会がやってきたのです。 すでに必要性がなくなっている事業、補助しなければ破たんしてしまう事業、民間でも十分に担うことができる事業、こうした見直しができる余地は、まだまだ県政には残っています。「踏襲・継続」という鎖を断ち切り、身軽になることで、何ができるようになるのか考えていかなければなりません。 また、今回の議会に、自民党以外の全会派は「不正経理調査特別委員会の調査期間」を3カ月延長する発議を提出しましたが、自民党の反対により否決されました。「膿を出し切る」と宣言した森田県政下でも不正経理が継続されていたことが判明するなど、県庁の膿をすべて出しつくしたとは言えない状況であり、また他県に比べ、調査の期間や対象などが甘いのは、否めない処理になっています。 調査を継続すれば、再度、新しい事実が判明し、県政が混乱する可能性は、非常に高いと思いますが、徹底的に腐敗の温床を叩くチャンスを逃し、病巣を残したまま傷を閉じる結果になってしまったことを、悔しく思うのは、私だけではないはずです。 言うまでもなく、議員は、県民の代弁者であり、多くの県民の意思を背負っています。どこに向かってその責務を果たしていくのかを、見失ってしまった結果、どうなったのか。我が国の現状をしっかり見定めて、断ち切ること、継続することを判断していかなければならないと、強く感じています。 2010.02.26 Friday
新・総合計画「輝け!ちば元気プラン」「元気」、「日本一」に 数値・施策の裏付けを。 2月議会が開幕し、半年という短い期間で策定した、千葉県の新しい総合計画案「輝け!ちば元気プラン」が、議案として提出されました。 この総合計画案は、今後10年の千葉の方向性を示す基本構想と、当初3年間の実施計画で構成。「千葉は元気の発信源。(中略)県民が『くらし満足度日本一』を感じ、誇れる千葉の実現」という基本理念を、 「安全で豊かなくらしの実現」、「千葉の未来を担う子どもの育成」、 「経済の活性化と交流基盤の整備」の3本の柱で実現するとしています。計画中には、「元気」、「日本一」など、森田知事お得意のフレーズが、随所に盛り込まれていますが、何をもって日本一を評価するのか、どんな事業でそれを実現するのか、非常に曖昧です。添付されている数値目標も、これで「日本一」と言えるのかと首を傾げたくなる控え目さ。しかも、44項目中6項目には、数値目標の設定すらありません。 2月議会の一般質問(3月4日10時50分頃登壇予定)では、これら疑問を森田知事に、直接ぶつけてみるつもりです。 (浦安新聞掲載のコラムより転載) 2010.02.10 Wednesday
今月19日に開幕する2月議会の議案説明がありました。今回の議会では、22年度当初予算案とあわせ、今後3年間の行政改革計画と財政健全化計画が発表されることになっています。 予算案は、県税歳入見込みが、長引く不況の影響で、昨年より992億円減と見込まれている中、歳出は、前年並み(1兆5334億円)の強気な編成。地方贈与税、地方交付税、臨時財政対策債(事実上の交付金)など、国からの大幅な歳入増で、財源不足をなんとかクリアしています。 一方、財政健全化計画では、不況の長期化や高齢化による税収の伸び悩みと社会保障費の増大を要因に、今後3年で1100億円の財源不足を予想。徴収強化、未利用地の売却などで歳入を拡大、人件費の抑制、事務事業の見直しなどで歳出を削減し、財源確保に努めるとしています。 しかし、22年度予算案は、事務事業の見直しが行われたとは思えない大判振る舞いぶり。2月議会には、新たな総合計画も提出されていますが、新しいものを築く前には、これまでの事業を見なおす「事業仕分け」が必須です。 民主党千葉県議会では、2月議会で、自主的に事業仕分けを実施、結果を県に提言してまいります。 (事業仕分けについての詳細は、後日別の記事でご報告いたします) 2010.02.01 Monday
先月、1月25日、千葉県と地元4市が出資している第三セクター「かずさアカデミアパーク」が、民事再生法を申請、経営破たんとなりました。かずさアカデミアパークには、この破たんからちょうど2年前の2008年1月に、民主党千葉県議会議員の有志で視察に行きました。その時すでに、累積損失約128億円、負債総額約60億円と経営状況は非常に悪く、視察報告の記事(→「かずさアカデミアパーク視察」)に、 「県からの資金(=税金)を当てにせず、ぎりぎりの経営努力をすることが必要だと思います。長期、中期の経営計画をたてなおし、何年までに何社誘致、いくら増収、またいくらコスト削減と、しっかりと目標を定め動くべき」と書きました。 結局、県への依存体質は改まることなく、18年にわたる連続赤字の穴埋めを、県民に負わせてしまったことになります。 今後は、入札方式でスポンサーを募り、ホテル、スポーツクラブ、ホールなどの運営を継続、雇用も維持していくとのことですが、その前提として、現在約57憶円の債務の減免があります。 県の出資金の35億円が無価値になるばかりでなく、貸付金17億4千万円が回収不能となる可能性があり、更に、金融機関への貸付補償額7億8千万円の新たな負担が生じることも考えられます。 18年の間、血税を垂れ流すように続けられた赤字補てんを、「今後は継続しない」という今回の県の判断は、評価するものの、監督者としての責任は免れません。 経営破たんの原因は、バブル期にたてられた計画の誤算で、企業誘致が思い通り進まなかったことにあるものの、この間、計画の大幅な見直しや、自立に向けた経営改善策をしてこなかったことを、深く反省しなければならないでしょう。 かずさアカデミアパークの社長は、代々県のOBが務めてきています。同じく県の第三セクター、東葉高速鉄道についても、同じことを書いていますが、行政マン出身の社長では、県への予算要求ができたとしても、赤字企業の立て直しができる経営手腕があるとは思えません。今回の経営破たんもそれを裏付けています。 県の外郭団体は、41法人。そのうち14法人が赤字経営だということです。県は、こうした団体の経営も厳しくチェックし、血税が安易に垂れ流されないように、しっかり監督すべきです。 2010.01.01 Friday
![]() あけましておめでとうございます。 今年の年頭には、「正念場」という言葉を選ばせていただきました。 正念場は、ここぞという大切な時や真価を問われる場面として使われていますが、 起源は仏教用語。 悟りを得るため、邪気を払い、仏道を信じ続けることで、正しい心を得るという意味があるそうです。 今年は、まさに民主党政権の真価が問われる年になり、 文字通り「ここぞ」という大切な年になります。 そんな年だからこそ、信念を貫き、国民の信頼を信じて、 正しい道を進んでいかなければなりません。 また、私自身も来春の任期満了に向け、 自分に課せられた責任を果たして行く年、「正念場」になります。 皆さまのご支援により県議会に送っていただいて以来、走り続けてきた歩幅をやや広くして、 一年を駆け抜けて行こうと思います。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 2010年 元旦 矢崎けんたろう 2009.12.30 Wednesday
今年も残すところ1日と数時間。今まさに、2009年が暮れて行こうとしています。 今年の私の重大ニュースは、やはり、 8月の総選挙で、民主党が政権交代を果たしたこと。 政治資金問題、米軍基地移転問題、 暫定税率の維持など、さまざまな事柄により、 新政権は、徐々に支持を下げてきています。 しかし、まだ、結果が出たとは言えない 段階だと私は思います。 予算が確定し、それが執行され、 国民の生活がどう変わって行くのか、 どうか、それを見極めてから、 ご判断をいただきたいと願っています。 民主党の戦いは、政権交代によって終わった訳ではなく、 むしろ始まったのです。 政治家や官僚たちの暮らしより、国民の暮らしを優先する政治へ、 変えるということの難しさにもがきながらも、 民主党の新政権は、この4か月歩みを続けてきました。 新年も引き続きその歩みを止めることなく、 進んで行きます。 前へ前へと。 今年もたくさんの方にお世話になりました。 どうぞよいお年をお迎えください。 |
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公立高校一人当たり経費全国33位
「民主大敗」、「与党過半数割れ」。
先日、こちらの記事(→
新・総合計画「輝け!ちば元気プラン」2
2月定例県議会が、平成22年度一般会計当初予算案など83議案と、17件の発議案を可決して閉会しました。
新・総合計画「輝け!ちば元気プラン」
今月19日に開幕する2月議会の議案説明がありました。
先月、1月25日、千葉県と地元4市が出資している第三セクター「かずさアカデミアパーク」が、民事再生法を申請、経営破たんとなりました。
今年も残すところ1日と数時間。